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安田賢治のここだけの話

共通テストの重みが増すコロナ禍の入試

今年1月に行われた大学入試センター試験。来年からは、大学入学共通テストに衣替えするが、感染症対策なども考えなければならず、細部にわたり、これまでとは異なった入試になるはずだ=東京都文京区の東京大学で

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 来年から大学入試センター試験の後継として、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)が実施される。新型コロナウイルスの感染拡大によって、共通テストのスケジュールは従来の2回から3回になった。本試験の第1日程は1月16、17日、第2日程は1月30、31日だ。第2日程の試験は第1日程の追試験だけでなく、高校が3カ月近く休業したため、学業遅れのある受験生が受検可能だ。本人が申し出、学校長が承認すると受けることができ、過年度卒業生は受検できない。47都道府県に試験会場が設置され、第1日程と第2日程間での得点調整は行われない。さらに、特例追試として、第2日程の追試験が2月13、14日に行われる。

 文部科学省の高校生への意向調査によると、第1日程の受験予定者は43万1000人、第2日程は3万2000人だ。圧倒的に第1日程受験予定者が多い。今回から共通テストは出題傾向が変わるため、第1日程の問題を見て第2日程を受ける方が有利と言われている。ただ、第2日程の当日、入試を実施する私立大もあり、国公立大の出願締め切りが2月5日で、志望校を変更する場合に時間があまりない。学業遅れが気になる受験生にとっては、どちらを選ぶかは悩ましいところだ。

 ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が来年どうなるかは誰にもわからない。その中で、共通テストの重みが増すことは確実だ。今年の入試でも学内に新型コロナウイルス感染者が出たために、入試を中止し、センター試験の成績で合否を決めた大学があった。

 来年でもすでに、横浜国立大が教育学部の一部を除き、共通テストの成績だけで合否を決めるとしている。早稲田大もコロナに感染して受験できなかった受験生への特例措置として行う追試は、全学部共通テストの成績で合否を決めるとしている。

 今後、多くの大学が追試について発表すると見られ、その場合、合否判定に共通テストの成績を使うところが増えていくのではないだろうか。来年入試では、いざという時のためにも共通テスト受検は必須かもしれない。【大学通信常務取締役】

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