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路上のまなざし

御巣鷹・命のみちしるべ/6 私たちが娘の所へ /東京

御巣鷹の尾根にある娘3人の慰霊碑を目指し、支えられながら登っていく田淵親吾さん(中)=群馬県上野村で2019年8月、喜屋武真之介撮影

 親が子の供養をすることを、逆縁という。日航機事故で娘3人を亡くした兵庫県西宮市の田淵親吾さん(91)と妻の輝子さん(86)の悲嘆は、計り知れないものだった。

 長い梅雨が明け、夏の空が広がった今月2日。御巣鷹の尾根にある姉妹の慰霊碑の前に、4人の親族の姿があった。

 「高齢に加えて、コロナの心配もあり、兄夫婦の代理で来ました」。関西在住の親吾さんの弟の友一さん(74)夫妻と、その長男夫妻。遺品のフィルムに映っていた3人の写真を陶板に焼き付けた石碑の周りを掃除し、黄色い小菊を供えた。

 陽子さん(当時24歳)と満さん(同19歳)と純子さん(同14歳)の姉妹は、茨城県のつくば万博と東京ディズニーランドへの旅の帰りに事故機に乗り合わせた。大阪府内にあるせっけん工場の経営に追われる両親に代わり、長女が妹を伴って旅をするのが、夏の恒例になっていた。

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