追悼式最年少参加の中1女子「参列して感じたことを伝えたい」 語り継ぐ3世代

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全国戦没者追悼式に最年少遺族として参列する群馬県高崎市、井田雪花さんの祖母静子さん=前橋市の群馬県庁で、2020年8月9日、田倉直彦撮影
全国戦没者追悼式に最年少遺族として参列する群馬県高崎市、井田雪花さんの祖母静子さん=前橋市の群馬県庁で、2020年8月9日、田倉直彦撮影

 「遠い戦地で、家族を案じて亡くなった父の思いが伝わってくれたら」。15日の全国戦没者追悼式に最年少遺族として参列した群馬県高崎市の中学1年、井田雪花(ゆきか)さん(12)に、祖母静子さん(84)は願う。「父」は太平洋戦争で1945年、南太平洋で37歳で戦死した雪花さんの曽祖父正雄さんのことだ。雪花さんの母貴美子さん(54)も「平和への願いを後世へと託してほしい」と思いを重ねる。あれから75年、3世代で戦争を語り継ぐ夏。雪花さんは「戦争のない平和な世界になるように」と追悼式に臨んだ。

 静子さんによると、正雄さんは群馬県南西部の旧丹生(にゅう)村(現富岡市)で警察官として勤務していた。優しくて音楽が好き。戦前の農村では珍しい、バイオリンを弾く姿を覚えている。村の芝居の音楽用に自らの蓄音機を貸し出したことも。

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