「二度と遺族を出さないため平和の継承を」戦没者追悼式で追悼の辞、杉山英夫さん

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全国戦没者追悼式に臨む杉山英夫さん=東京都千代田区の日本武道館で2020年8月15日午前9時48分、丸山博撮影
全国戦没者追悼式に臨む杉山英夫さん=東京都千代田区の日本武道館で2020年8月15日午前9時48分、丸山博撮影

 戦後75年の終戦の日を迎えた15日、全国戦没者追悼式会場の日本武道館(東京都千代田区)には、戦火で失われた命を悼み、平和への誓いを新たにしようと戦没者の遺族らが集った。新型コロナウイルス感染拡大が続くさなか、高齢化した遺族の感染を懸念し、欠席を決める自治体が相次ぐ中での開催となった。それでも、会場は厳かな雰囲気に包まれ、参列者は後世への継承の大切さを胸にしていた。

 遺族を代表し、追悼の辞を述べた静岡市駿河区の杉山英夫さん(82)は1945年6月、父甚作さん(当時31歳)をフィリピン・ルソン島で失った。一緒に撮った写真はない。どんな父だったのか記憶もおぼろげだ。それでも、農業を営む家族の大黒柱として懸命に働いていると、父とのやりとりが思い出されてくる。

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