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南光の「偏愛」コレクション

平安以来の伝統 京繡の名工・長艸敏明さんの巻

刺繍作家の長艸敏明さん、純恵さん夫妻と桂南光さん=京都市北区で2020年5月26日、川平愛撮影

 平安の昔から京都の町で継承され、発展してきた伝統工芸「京繡(きょうぬい)」。刺繡(ししゅう)作家の長艸(ながくさ)敏明さんは、その伝統を継ぐ職人としてだけでなく、大胆な構成力や配色の妙で京繡の世界を広げてきた芸術家としても、国内外で高い評価を受ける存在です。幽玄の美から遊び心あふれる創作まで。古希を迎え、なお一層自由に表現を続ける名工の魅力に迫るべく、桂南光さんが、京都・西陣にある長艸さんの工房「貴了庵(きりょうあん)」を訪ねました。【山田夢留】

 桂南光 長艸先生の作品が他と違うところはいろいろあると思うんですけど、まずすごいのは色遣い。こんだけよう色があるなあと、いつも思う。何百、いや、何千ですか。

 長艸敏明 日本人の色に対する感性はもともと鋭いけど、ろうそくからライトになって現代人の感覚はさらに鋭くなった。うちはおやじの代から「長艸の色」と言うていただいて、気に入るまで何度も染め屋で染めていただくので、「これより渋いのん」「これよりさえたのん」と作ってるうちに数が増えました。今は1万色はあるんちゃうかな。

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