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戦後75年

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ビルマ住民虐殺「カラゴン村事件」 元兵士ら、戦後も苦悩「罰受けて当然」

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事件があったミャンマー・カラゴン村=2019年9月27日、庄司哲也撮影
事件があったミャンマー・カラゴン村=2019年9月27日、庄司哲也撮影

 戦後75年を迎え、記憶の風化が進む中、加害の歴史とどう向き合い、語り継ぐのか。群馬県立県民健康科学大講師の岩根承成さん(78)は、旧陸軍・歩兵第215連隊(高崎)が終戦直前にビルマ(現ミャンマー)で住民600人以上を無差別に殺害した「カラゴン村事件」を研究してきた。広く知られていないこの戦争犯罪を振り返り、元兵士たちの言葉をたどった。【庄司哲也】

 「この事件の特徴は、後に戦犯として裁かれた被告たちが加害行為の事実を認めている点にある。そのため行為の正当性が争われた」。岩根さんはそう解説する。

 同連隊第3大隊に、カラゴン村の掃滅の命令が下ったのは1945年7月。村民が英軍パラシュート部隊に協力しているとされた。同大隊は村民を1カ所に集め、銃剣で突き刺し、次々に井戸に投げ入れた。殺害された村民は600人以上。中でも子供が250人以上も含まれていた。後に戦犯裁判で同大隊を率いた少佐が絞首刑、ほかに3人が銃殺刑となった。

 禁錮10年の刑を受けた同大隊元中尉は戦後に手記の中でこう記して事実を…

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