メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

豪雨災害、過疎、コロナで観光客減少…地方の鉄道、存続の危機

九州豪雨で流失した球磨川第一橋梁=熊本県八代市坂本町で2020年8月1日午前11時49分、本社ヘリから金澤稔撮影

 豪雨災害が鉄道を存続の危機にさらしている。7月の九州豪雨で甚大な被害を受けたJR肥薩(ひさつ)線、久大(きゅうだい)線などは復旧の見通しが立っていない。被災した各地の路線は過疎化で利用客が減っているうえ、新型コロナウイルスの影響で観光客も激減しており、存廃の議論につながる可能性もある。【石田宗久、一宮俊介】

 夏の日差しに照らされる濃緑の山々の谷間を縫うように流れる熊本県の球磨川上空を1日、ヘリコプターで飛んだ。緑白色の川の流れは穏やかさを取り戻していたが、川に寄り添うように走る肥薩線(熊本県八代(やつしろ)市―鹿児島県霧島市)は、あちこちで寸断されていた。

 土砂に覆われたり、路盤をえぐられて宙に浮いたりしたレールもある。球磨川に架かる第一橋梁(きょうりょう)は「SL人吉」など観光列車の人気撮影スポットだが、横倒しとなった無残な姿をさらしていた。上流の渡(わたり)駅(熊本県球磨村)は駅舎全体が浸水。屋根の瓦がはがれて天井も抜け落ちていた。

 明治末期の1909年に全線開通した肥薩線。霧島連山を望む「矢岳越え」のパノラマは「日本三大車窓」の一つとして知られるが、7月の豪雨では過去最大級の約450カ所が被災し、八代(八代市)―吉松(鹿児島県湧水町)間が不通となっている。久大線(福岡県久留米市―大分市)も2017年の豪雨に続いて鉄道橋が流され、…

この記事は有料記事です。

残り1743文字(全文2320文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 映画『鬼滅の刃』興収300億円に向けファン団結「煉獄さんを300億の男に」 『コナン』に似た運動

  2. 行方不明者捜索中に「逃走」の警察犬クレバ 兵庫県警捜査員が無事保護

  3. #排除する政治~学術会議問題を考える 「だんまり決め込むなら、学術会議はなくなったらいい」木村幹教授の痛烈投稿 その真意は

  4. 史上最大級の「ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックス」発売へ 通常の約7.3倍 まるか食品

  5. 漫画で解説 JAL再上場の巻

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです