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第93回センバツ高校野球

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日本航空石川の「両翼」羽ばたく ダブルエースの嘉手苅と田中 交流試合

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【鶴岡東-日本航空石川】日本航空石川の2番手・田中=阪神甲子園球場で2020年8月16日、平川義之撮影 拡大
【鶴岡東-日本航空石川】日本航空石川の2番手・田中=阪神甲子園球場で2020年8月16日、平川義之撮影

 2020年甲子園高校野球交流試合は第5日の16日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われ、第3試合で日本航空石川は鶴岡東(山形)に3―5で敗れた。

 六回の登板前、日本航空石川の先発・嘉手苅から「粘ってくれ。後はお前に託した」と声を掛けられ、田中は意気に感じた。かつて嘉手苅のことを「(野球をしている)世界が違う」と思っていたからだ。

 先頭の小林を外角低めの142キロの直球で見逃し三振に仕留めるなど外角中心の配球で打たせて取り、4回1失点。勝てなかったが「一番いい投球ができた」と満足げだった。

【鶴岡東-日本航空石川】三回表鶴岡東2死満塁、吉田(奥)に2点適時打を許し、打球の行方を追う日本航空石川の先発・嘉手苅=阪神甲子園球場で2020年8月16日、藤井達也撮影 拡大
【鶴岡東-日本航空石川】三回表鶴岡東2死満塁、吉田(奥)に2点適時打を許し、打球の行方を追う日本航空石川の先発・嘉手苅=阪神甲子園球場で2020年8月16日、藤井達也撮影

 入学時、球速は130キロにも届かなかった。一方、嘉手苅は大型右腕として1年春から試合で投げていた。嘉手苅のいるAチームがグラウンドで練習する時、田中がいるBチームは雨天練習場やラグビー場。「あまり話す機会がなかった」と遠い存在だった。それでも背中を追い、クイック投法などでフォームを矯正すると、昨秋には球速が143キロに到達。嘉手苅がけがで投げられない中、北信越大会でチームを準優勝に導いた。

 今夏は復活したライバルに背番号「1」を取られた。でも、そこまで悔しくはない。嘉手苅から厚い信頼を置かれ、周囲からは「ダブルエース」と呼ばれるまでの存在に成長できたからだ。甲子園という最高の舞台で、日本航空石川の二つの翼が羽ばたいた。【安田光高】

最終日もライブ中継

 ニュースサイト「毎日新聞」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)と「Yahoo!JAPAN」が運営する「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)で展開する「センバツLIVE!」では、センバツ交流試合の全16試合をライブ中継します。センバツLIVE!は、パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも無料でお楽しみいただけます。勝負の裏側に迫った最新のニュースや写真特集など、試合の情報が盛りだくさんです。センバツ交流試合にどうぞご注目ください。

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