メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

下町アーチェリーの挑戦 試行錯誤の10年、国産復活

完成したアーチェリーを手にする西川精機製作所社長の西川喜久さん(左)=東京都江戸川区で、村上正撮影

 東京都江戸川区の町工場。1階の作業場は油のにおいが広がる。大型の工作機械からウィーンと低い金属音が響き渡るなか、完成したアーチェリーを手に社長が笑った。鮮やかな光沢のあるメッキが施された弓具には、日本らしさをアピールする桜があしらわれている。「会社の救世主となるよう育てていきたいです」。新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む中、「下町アーチェリー」に命運を懸けた町工場の挑戦が始まった。

 日本のアーチェリーは、東京オリンピックでもメダルを狙える競技だが、日本のトップ選手のほとんどは韓国製の弓具を使用している。その理由の一つが、国産品がないことにある。

 振り返ると、男子個人の山本博選手(57)が1984年ロサンゼルス五輪で銅メダル、2004年アテネ五輪で銀メダルを獲得し、女子では12年ロンドン五輪で早川漣(32)、蟹江美貴(31)、川中香緒里(29)の3選手が男女通じて団体で初の銅メダルを射止めるなど世界の舞台で活躍してきた。日本の競技人口は約1万3000人。競技施設に限りがあることなどから、ここ20年間で大きな変動はない。国産メーカーは競技人…

この記事は有料記事です。

残り1674文字(全文2155文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「幻のヘビ」シロマダラ、民家で鉢の下から見つかる 千葉・柏

  2. 鳥取県教委、部活遠征で教員83人処分 生徒をマイカーに 実態に合わずの声も

  3. 不倫「リンチ」過熱する社会、「完璧な人なんていないのに」金子元議員が問う「許すチカラ」

  4. 菅首相「鉛」でいい 金メッキははげる

  5. 注目裁判・話題の会見 「なぜカネを受け取ったのか」 河井案里議員公判で地方議員らが語ったことは

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです