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新型コロナ 猛暑乗り切るクールな口元 特殊な血管冷やすフェースガード注目

デサントとシャープが共同開発したフェースガード。ジョギングなどの運動時だけではなく通常の外出時の効果も期待されている=デサント提供

 全国で最高気温が35度を超える猛暑が続く中、熱中症のリスクを避けながら新型コロナウイルスの感染防止を図るグッズが注目されている。口元を覆いながら冷却もできるフェースガードで、氷のような保冷剤ではなく12度の「蓄冷材」を使用するという。着目したのは、体温調整の役割を担う、ある特殊な「血管」だった。

体温調節の機能

 熱中症の重症者が相次ぐ恐れがあるとして、首都圏では環境省と気象庁から「熱中症警戒アラート」が発令されている。厳しさを増す暑さにどう対処するか。そのカギになるのは、「動静脈ふん合(AVA)血管」と呼ばれる組織だ。主に手のひらや足の裏にあることで知られ、ほおや鼻、耳の一部などでも確認されている。このAVA血管を冷やすことで体の深部の体温上昇を抑え、熱中症対策につながることが期待される。

 神戸女子大の平田耕造教授(被服環境生理学)によると、AVA血管には静脈と動脈をつなげるパイプとしての役割がある。収縮・拡張しながら血液の量を管理し、体温調整につなげる「バルブ(弁)」のような機能もあるという。体温が上昇して熱を体外に逃がす必要がある時には血管が拡張し、毛細血管に比べて直径は約10倍、血液の流量は約1万倍にも達する。最近は暑熱対策への効果がクローズアップされ、日本の五輪メダル有望種…

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