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「三木楽器」の礎・三木佐助が仕掛け人 「鉄道唱歌」120年 日本横断、時を超えた旅心

 「汽笛一声新橋を」で始まる「鉄道唱歌」が誕生して今年で120年。一度聞いたら忘れられない軽やかなメロディーと、沿線の風土・歴史を盛り込んだ歌詞は明治、大正、昭和、平成の四つの時代を超え令和に伝わる。気ままな旅行に出かけにくい今日このごろ、歌を通じて全国を旅するのも一興。魅力を探った。

 正式名称「地理教育鉄道唱歌」第1集は、当時の東海道線の起点、東京・新橋の1番から、「源氏の古跡や尋ねみん」鎌倉に立ち寄り、「鳥の羽音におどろきし/平家のはなしは昔にて」と源平合戦で名高い富士川を渡り西へ進む。城に光る「名だかき金の鯱(しゃちほこ)は」の名古屋を経て、「明けなば更に乗りかえて/山陽道を進ままし」終点の神戸まで、全66の詞で日本の大動脈を歌い継ぐ。

 世に出たのは1900(明治33)年。大阪で楽器店と出版業を営んでいた三木佐助により発行された。三木は、現在関西で楽器専門店を広く展開する「三木楽器」の礎を築いた男。ヤマハ創業者、山葉寅楠(やまはとらくす)に商才を見込まれて事業を拡大、同時に「新編帝國軍歌」や「教育唱歌集」を出版し、軍歌の流行や教育現場で高まる西洋音楽熱にこたえた。

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