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東京五輪延期で僕が移籍した理由 ある日本代表の挑戦

2019年男子世界選手権の予選ラウンドのスペイン戦でプレーする信太(中央)=日本ハンドボール協会/Yukihito TAGUCHI提供

 ある転職情報サイトのデータによると、転職理由のトップ3は「やりがい」「会社の将来性」「給与」の三つ。アスリートの移籍理由もさほど変わらないはずだが、日本代表となればひと味違う。聞けば「東京オリンピックの延期」がきっかけという。新天地を選んだ理由とは。

 来夏に東京五輪が開催されれば、33年ぶりの出場となる男子ハンドボール。日本代表「彗星(すいせい)JAPAN」のメンバーで前主将、信太(しだ)弘樹(31)は6月、日本選手権最多15回の優勝を誇る実業団の大崎電気を離れ、今季から日本リーグに初参戦するクラブチーム、ジークスター東京に移籍した。周囲の誰もが驚く決断だった。五輪までの大事な期間を過ごす場として新興クラブを選んだ信太について、移籍先の横地康介監督(41)は「このタイミングでの移籍は予想していなかった。簡単にできることではないし、決断をすごくリスペクトしている」と話す。

 信太は多彩な得点技術に加え、攻守バランスの取れた選手として10年にわたり日本代表で活躍してきた。世界選手権には5回出場し、日本代表では2015年4月から19年2月まで主将を務めた。だが、ここ1、2年は心の中にジレンマを抱えてきた。日本代表の強化合宿や試合に…

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円谷美晶

毎日新聞東京本社運動部。1985年、東京都生まれ。2009年入社。北海道報道部、千葉支局を経て、東京社会部では気象庁や東京都庁を取材。18年から東京運動部で五輪取材班となり、体操、トライアスロンなどを担当。高校までの部活動は陸上で中・長距離の選手。いつも皇居周りを走っていた。

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