メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

火論

我慢社会の限界=大治朋子

 <ka-ron>

 「日本人の背中には目がついている」。狭い道を歩いていると、前の人が後ろの私の気配を察知して素早く道を開ける。そんなことがあるたびに心に浮かぶ言葉だ。

 先日も若い母親が私の前で道をふさいでいた幼い娘に「邪魔よ、どきなさい」と言ってたしなめた。

 日本人の背中には目がある。いや、背中にも目を持つよう家や学校でしつけられる。360度ぐるり周囲に目配りしなさい、と。

 そもそもこれが日本人独特の振る舞いだと感じたのはワシントン特派員だったころ。スーパーの通路で前の人が後ろの私に気づかないことが多くて違和感を覚えた。イスラエル在住時代も、通路をふさいだままおしゃべりに興じる人々が少なくなかった。私のことが視界に入っているはずなのに、アピールしない限り動かない。

この記事は有料記事です。

残り707文字(全文1044文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ガス吸う遊び中にボンベ爆発、アパート2室焼ける 重過失失火容疑で10代3人逮捕

  2. 史上最大級の「ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックス」発売へ 通常の約7.3倍 まるか食品

  3. 網戸のひもで6歳死亡 両親、アルミ建材大手を提訴 「欠陥で首に絡まり」

  4. ORICON NEWS 映画『鬼滅の刃』興収300億円に向けファン団結「煉獄さんを300億の男に」 『コナン』に似た運動

  5. 大阪のコロナ感染、新たに142人 クラスター相次ぎ増加か 8月中旬並みの多さ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです