メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

岡崎 武志・評『食王』『評伝 -龍齋貞水 講談人生六十余年』ほか

今週の新刊

◆『食王』楡周平・著(祥伝社/1800円)税別

 戦国時代を思わせる勢いの外食チェーンも、インスタグラムやネット情報があふれる中、撤退が相次ぐなど苦境にある。効率優先の末に閉塞(へいそく)した日本経済。その現在を象徴する事態とも言えそうだ。

 楡周平『食王』は飲食ビジネスの根本を目覚めさせる小説である。麻布コンパル通りに築35年5階建てのビルを買ったのが「築地うめもり」の梅森。かつて銀行の罠(わな)にはまり苦境に陥った梅森は、「桶増(おけます)」森川に救われた。その森川の頼みで購入したが、ここは客が寄り付かない鬼門の物件だった。

 呪われたビルの使い道は前途多難。右腕とする部下は反対し、社内から新規事業プランは上がってこない。万事休すかと思われたが、アルバイトの女子大生が「地域活性化」のビジネスモデルを提案、一挙にことは動き出す。

この記事は有料記事です。

残り1456文字(全文1828文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 福井・勝山市長選 水上氏が初当選

  2. 愛子さまが学習院大に初登校 新入生向けガイダンスに出席

  3. 岐阜・羽島市長選 松井氏が3選

  4. 「結婚は認める」しかし… 秋篠宮さま、重い立場に複雑 「見える形」での説明求める

  5. ORICON NEWS 今年の“新語”大賞は「ぴえん」 新型コロナ関連のワードも続々トップ10入り

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです