新型コロナウイルスは、若い人を中心に無症状からの感染という課題を抱えながら、有効なワクチンや治療薬がないため、不安がどんどん増幅されています。
実は、世界規模で同様の感染拡大の歴史がありました。それは、「スペイン風邪」といわれるA型インフルエンザウイルスの流行です。第一次世界大戦中の1918年に始まった感染症は、想像を絶する被害の大きさでした。WHOの推定で、患者数は世界人口の30%程度、致死率は2・5%以上、5000万人であったといわれ、一説には1億人という説もあります。日本でも、約2300万人の患者と約38万人の死亡者が出たと報告されていますが、正確な数は分かっていません。こうした情報は、国立感染症研究所感染症情報センターや東京都健康安全研究センターのウェブ…
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