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特養「北砂ホーム」の教訓/上 コロナ高齢者クラスター、その時 自前PCR、1日180人

職員は5月まで、感染していない入居者の介護でも防護服を身に着けて対応した=東京都江東区の北砂ホームで5月(あそか会提供)

 高齢者介護施設での新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生が全国で相次いでいる。4月にクラスターが発生した東京都江東区の特別養護老人ホーム「北砂ホーム」と、患者の受け入れ先となった病院の両方の指揮を執った社会福祉法人「あそか会」の古城資久理事長、施設内で医療支援にあたった白石広照医師、和田敬子施設長に、収束までの道のりや今後の備えを聞いた。

 <ホームで入居者の発熱が相次いだ4月は、都内で1日の新規感染者数が100人を超える日が続いていた。高齢者は重症化のリスクが高いため、厚生労働省が「原則入院」方針を示していたが、各地の医療機関では新規感染者の受け入れが困難となり、施設内で死亡する高齢者が相次いでいた>

 古城 新規入居して間もない人が、4月15日に発熱した。誤嚥(ごえん)性肺炎という診断だったが、他にも発熱する入居者が出て、21日には計10人に。「これはおかしい」と、江東区保健所に連絡をした。22日に保健所の案内で感染の有無を調べるPCR検査を受け、3日後の25日、10人中9人が陽性という結果が出た。この時点で、クラスターが発生したと分かった。

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