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キズとカタチの総合医

戦争とやけどの傷痕=桜井裕之・東京女子医科大学形成外科教授

 先週の土曜日、わが国は75回目の終戦記念日を迎えました。広島・長崎での原子爆弾や無差別な焼夷(しょうい)弾爆撃により被害を受けた方々の戦争体験談を聞くことは、今を生きる私たちにとって平和の大切さを実感する重要な機会です。近年、戦争体験者が高齢化し問題になっていますが、それは同時に、体験時期の低年齢化をも意味しています。

 最近、大やけどの傷痕をカメラに向けながら、戦争の悲惨さを訴える被災者のテレビ報道を見ました。子どもの時に大やけどを負い、学校生活をへて成人となり、社会活動と家庭生活を営みながら75年が過ぎたといいます。私はこれを見て、心の痛みを強く感じました。深いやけどを負った後の傷痕は、何年、何十年たっても癒えません。そして、その傷痕が、人生の節目を迎える度に障害や辛苦の原因になることを、仕事柄よく知っている…

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