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コロナ、通勤列車変える? 「地獄」象徴の多扉車、姿消す

京阪電鉄の5扉車=大阪府寝屋川市で2020年7月7日、菱田諭士撮影

 国内で唯一、京阪電鉄に残っていた「多扉車(たとびらしゃ)」が早ければ2021年3月末までに引退する。多扉車は乗降時間を早めるため1車両に5、6カ所のドアを持ち、1970年代以降の通勤ラッシュに対応してきた。だが、少子高齢化による乗客減で必要性は下がり、「通勤地獄」と皮肉られた時代の象徴は姿を消すことになった。新型コロナウイルスの影響で鉄道業界はさらなる需要後退に直面している。働き方の見直しも進む中、鉄道通勤はどう変わっていくのか。

 「メンテナンスに手間と時間はかかったが、京阪らしい名車」。大阪府寝屋川市の京阪寝屋川車庫で、屋敷圭三技術課長(55)が穏やかに笑った。1車両に5カ所のドアを持つ「5000系」(7両編成)。国内初の多扉車として70年にデビューしたのも誇りだ。ラッシュ時、扉の内側にある座席は天井に収納される。

 当時、京阪野江―京橋間のピーク時の68年度に混雑率は250%(座席やつり革が埋まっている状態が100%)を記録し、新聞・雑誌を読むことはもちろん、身動きもできない状態。通勤地獄とやゆされる中、京阪は5000系の投入や線路の複々線化など輸送力の増強を推進した。

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