新型コロナ 守ろう「花火の町」 業者支援、ネットで資金募集 在庫活用と技術継承 市川三郷 /山梨

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約2万発が夜空を彩る山梨県市川三郷町の「神明の花火大会」=同町提供
約2万発が夜空を彩る山梨県市川三郷町の「神明の花火大会」=同町提供

 新型コロナウイルスの感染拡大で県内最大規模の「神明の花火大会」が中止になるなど、苦境に立たされる市川三郷町の花火業者を支援しようと、同町などがクラウドファンディングで資金を募っている。全国でも花火大会の中止が相次ぎ、業者は花火玉の需要とともに打ち上げの仕事もなくなっている。【山本悟】

 「花火と和紙とはんこの町」として知られる同町には、打ち上げ花火と線香花火などの玩具花火を製造する業者が計5社ある。このうち、打ち上げ花火を製造する2社は、日本三大花火大会に数えられる秋田県大仙市や茨城県土浦市の競技花火で入賞した経験もある。高い技術力が買われ、競技以外の祭り花火の打ち上げも手伝っており、2社が関わる花火大会は全国約400カ所に上る。

 町花火資料館でガイドを務める渡辺清さん(84)によると、神明の花火大会の魅力は高い技術力を背景にした色鮮やかさと澄んだ音だという。特に破裂音にはかつて花火玉づくりに用いた和紙の繊維の特徴を生かした技術が生かされている。2社にはファンがいて、神明の花火大会には全国から愛好者が集まる。

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