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さかもと養鶏 白鳳卵 届け上質卵、姉妹奮闘 /奈良

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「父から受け継いだ後、工場に投資してきた結果がようやく見えてきた」と話す阪本雅さん(左)、未優さん姉妹=奈良県五條市で、萱原健一撮影
「父から受け継いだ後、工場に投資してきた結果がようやく見えてきた」と話す阪本雅さん(左)、未優さん姉妹=奈良県五條市で、萱原健一撮影

 亡き父が開発した「白鳳卵(はくほうらん)」を受け継ぎ、養鶏場を営む姉妹が五條市にいる。「さかもと養鶏」の社長、阪本未優(みゆう)さん(29)と専務の雅(みやび)さん(30)。量より質を重視するブランド卵は「みとれるほど黄身がきれい」「口の中でとろける」と好評だ。【萱原健一】

 「まず健康なニワトリを育てるところから始めます」。餌や水、体重を厳密に管理し、特に餌はチキンミールを配合した独自発注の飼料を与えている。その結果「臭みがなく、コクと甘みが強い」卵ができるという。「白鳳卵」は約15年前、父の光志さんが開発した。命名も父がしたが、由来を聞く時間がなかった。

 姉妹がそれぞれ県外で働いていた2014年12月、父にがんが見つかった。姉妹は翌15年春に養鶏場を手伝うため実家に戻ったが、同年6月、父は56歳で亡くなった。祖父の代から50年以上続く養鶏場。悩んだ末、これまで培ってきた人との縁を大事にし、家業を受け継ぐ決意をした。

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