メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

文化財物語

きのくにの宝/5 桐蔭高運動場スタンド(和歌山市) 昭和天皇、初の野球観戦 /和歌山

国登録有形文化財にするよう答申があった運動場スタンド=和歌山市吹上5で、最上聡撮影

 「目も遙(はる)かにボールの行方を追はせ給うて如何(いか)にも御愉快気」。1922(大正11)年12月2日、和歌山市の旧制和歌山中(現・桐蔭高)の運動場で、同校の現役対OBの試合が実施され、皇太子時代の昭和天皇が野球を初めて観戦した。当時の大阪毎日新聞(現・毎日新聞)夕刊が伝えている。

 運動場には完成したばかりのスタンドがあり、記事には保護者らが詰め掛けた様子も描写されている。2020年7月、このスタンドを国登録有形文化財とするよう、国の文化審議会が文科相に答申した。

 運動場の北側と東側、L字型に設けられたスタンドはコンクリート製で長さは計約160メートル、10~12段の階段状となっている。県教委文化遺産課によると、丘陵斜面の地形をうまくいかして造られている。県や和歌山市、有志の寄付金によって建設され、皇太子の来訪に合わせて計画された可能性もあるという。

この記事は有料記事です。

残り558文字(全文941文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 俳優・伊藤健太郎容疑者を釈放 任意で捜査へ

  2. 逃走警察犬クレバを「叱らないで」 心配する声70件に兵庫県警「安心して」

  3. 逗子崩落・女子高生死亡 事故前日に亀裂発見 マンション管理会社、行政に伝えず

  4. 22歳孫の祖母介護殺人「これはあなた自身の問題」 江川紹子さんの読み解き方

  5. 大阪市4分割コスト試算「捏造」 市財政局 2日で一変、謝罪 市長面談後

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです