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体操女子 村上と寺本、苦境で支え合い エースと盟友、2人で一つ

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昨年のNHK杯個人総合で優勝した寺本明日香(左)と村上茉愛=東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで2019年5月18日、宮間俊樹撮影
昨年のNHK杯個人総合で優勝した寺本明日香(左)と村上茉愛=東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで2019年5月18日、宮間俊樹撮影

 体操女子のエース村上茉愛(24)=日体ク=は昨年、けがに悩まされた。人目もはばからず悔し涙を流したこともある。1年延期となった東京オリンピックに向け、気持ちを新たに再スタートを切った村上を常に奮い立たせてきたのは、「2人で一つ」と信頼を寄せる盟友の存在だった。

 7月13日、横浜市青葉区にある日体大健志台キャンパスの体操競技館で、村上は後輩とともにトレーニングに励んでいた。新型コロナウイルスの影響で約3カ月間、大学の施設を使用できず、全体練習は6月29日に再開したばかり。今も時間の制限はあるが、「体操ができるってこんなに幸せなんだ」と実感している。大学に入ってからは寮生活だったが、活動自粛中は東京都内の実家で過ごした。ペットと遊び、美容師の母英子さんと一緒に料理を作り、たくさん会話し、髪も切ってもらった。思いがけず体操から遠ざかった時間が、焦りと不安を消し去り、「気が全部晴れた。前しか向いていない」と表情は明るい。

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