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ぐるっと東日本・くつろぎの宿

元禄彩雅宿 古滝屋/中 大震災で廃業を覚悟 諦めず新たな挑戦続け /東京

現在の古滝屋=福島県いわき市常磐湯本町で2020年3月18日、倉岡一樹撮影

元禄彩雅宿 古滝屋 福島県いわき市常磐湯本町三函208

 2010年に女性宿泊者向けの露天風呂「天女の湯あみ」が完成し、古滝屋は上昇気流に乗ったかに見えた。しかし、予期せぬ激震に襲われた。11年3月11日の東日本大震災である。

 福島県いわき市は震度6弱で、余震も続き、旅館は主電源を失い、水道、ガスも止まった。温泉の配管に亀裂が入り、建物も大きな被害を受けた。約50キロ離れた東京電力福島第1原発の事故も重なり、営業できる状態ではなくなった。従業員130人を解雇し、休館した。

 16代目の里見喜生(よしお)さん(52)は避難所などで炊き出しやボランティアに精を出した。「地域の役に立たねば」。旅館の修繕が終わると、避難生活者や復興ボランティアに温泉を提供し、原発から約3キロにある双葉高(同県双葉町、17年に休校)の生徒を寄宿舎として受け入れた。とはいえ、風評被害にあらがえず、廃業を覚悟したこともある。「他の温泉地で旅館をするつもりもあった」。温泉街近くにある寺の墓前に通い…

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