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今週の本棚・著者に聞く

ウスビ・サコさん 『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』

 (朝日新聞出版・1650円)

自由は自分で手に入れる

 「なんでやねん」。日本社会に鋭くツッコむ著者は、マリ共和国出身の京都精華大学長。本書ではマリアンジャパニーズとして生きる自身の目線で日本への違和感をコミカルに語りつつ、自由とは何か、教育とは何かを考える。

 約30人の大所帯で赤の他人も半数近く暮らす家に生まれた。1991年、京都大に入って出合った日本の謎が「おない」文化。相手が同じ年齢と分かればぐっと距離が近づく、あれだ。同じ属性というだけで「なんで共感が生まれるねん、って不思議」。

 同じであることに敏感な日本人の気質は「空気を読む」社会にも通じる。「『日本人は協調性を重んじる』といいますが、その協調性は話し合った結果ではなく、自分は主張しなくても相手は分かってくれるという想像の上に成り立つ」。本音を語らない日本社会は「フィクションで物事が動いている」と表現する。

この記事は有料記事です。

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