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山陰・この人

「香味園上領茶舗」代表 リコッタ瑠美さん ざら茶継承、新商品で拡大を /島根

リコッタ瑠美さん(右)と夫アドリエンさん=津和野町後田で、竹内之浩撮影

リコッタ瑠美(るみ)さん(38)

 祖父が営んでいた津和野町の老舗製茶販売「香味園上領茶舗」を2019年に引き継いだ。創業から90年守り続けた町特産の「ざら茶」の新たな事業展開に、フランス人の夫アドリエンさん(33)とともに取り組む。

 転機は父が膵臓(すいぞう)がんで余命数年と宣告された13年(18年に死去)。父は一人っ子で、大正生まれの祖父が営む実家の家業承継の問題が表面化した。瑠美さんは当時、東京の情報産業大手「リクルート」に勤務。高校時代まで毎年帰省した思い出の場所が消えることにさみしさを感じた。その頃、アドリエンさんとの出会いもあり、「家族と過ごす時間を大切にしたい」との思いが募った。自分が店を継げば、問題の解決と理想の暮らしが可能と考えた。店の売り上げは最盛期の約3割まで減っており、孫夫婦の生活を案じた祖父に反対されたが、17年に移住した。

 主力のざら茶はマメ科植物「カワラケツメイ」を使った無農薬、ノンカフェインの健康茶で、脂肪吸収や血圧上昇の抑制などの効能があるという。だが町外の市場や新規顧客の開拓などあらゆる点で手つかずだった。そこで女性を中心とした若年層の需要拡大を狙い、小さなティーバッグ入りや、バラなどハーブとのブレンド茶といった新商品を50年ぶりに開発。また、オンラインストアを開設し、県外の商談会にも参加している。

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