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村上春樹をめぐるメモらんだむ

8月15日のラジオで語ったこと

 戦後75年の8月15日夕、村上春樹さんがディスクジョッキー(DJ)を務めるラジオ番組「村上RADIOサマースペシャル」が放送された。お気に入りの音楽をかけ、合間にリスナーから寄せられた質問に答えるプログラムだったが、音楽とは直接関係のない二つの発言が特に印象に残った。

 一つは、米国で5月に起こった白人警官による黒人男性暴行死事件を機に、世界各地に広がった黒人差別への抗議デモのスローガン「ブラック・ライブズ・マター」に関するものだ。「いろんな人が翻訳しているんだけど、どれもピンとこない。もし僕が訳すとしたら『黒人だって生きている!』というのが近いように思うんだけど、いかがでしょう」。アメリカ文学の翻訳家で、米国に長く居住したこともある村上さんが、経験をもとに熟考して出した提案と感じた。

 もう一つは、「分別より感情」に訴えたナチス・ドイツのヒトラーのプロパガンダ(政治宣伝)を紹介し、「これって、なんかどっかの国の大統領のやり方を思い出させますよね」と、トランプ米大統領を引き合いに出したこと。続けて「現在SNSなんかで盛んに行われている声高な発信にも、これに似たものが少なからず混じっていそうです」「そういう傾向が最近いささか気になっていた」と持論を述べた。

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