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パラリンピック延期で「契約更新厳しい」 コロナ拡大、撤退に動く支援企業 競技団体、苦境に

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2020年東京パラリンピックのカウントダウンイベントで、都民広場に作られた東京パラリンピックのロゴ=東京都新宿区で2016年8月25日宮武祐希撮影
2020年東京パラリンピックのカウントダウンイベントで、都民広場に作られた東京パラリンピックのロゴ=東京都新宿区で2016年8月25日宮武祐希撮影

 24日に開幕1年前を迎える東京パラリンピックを巡り、国内パラ競技団体が共通して頭を抱えているのは財政問題だ。新型コロナウイルスの感染拡大も一向に収束の兆しがみられない。毎日新聞が実施した競技団体向けのアンケートには、幹部や担当者の悲痛な叫びがつづられていた。【岩壁峻、谷口拓未、真下信幸】

収入15%失う可能性「衝撃大きい」

 ある競技団体の企業スポンサー契約担当者は、企業側の一言で厳しい現実を思い知らされた。「弊社としては2021年度の金銭的な支援が厳しそうだ」。予想はしていたが、返す言葉が見つからなかった。

 この担当者は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除された6月以降に複数の企業と面談し、東京パラリンピックが延期された21年度以降の契約更新を打診した。「はっきりとは言わないが、他の企業の担当者も言外に『厳しい』とにおわせる」。契約更新の交渉は今も続いているが、見通しは暗い。

 アンケートに回答した競技団体のうち、日本身体障が…

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