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私は自宅が千葉県市川市にあり、松江に単身赴任しています。長男が今春、東京都内の私立大に入ったのですが、新型コロナウイルスの影響で授業はすべてオンライン。そのことは後で書きますが、驚いたのは授業で村上春樹さんの「ノルウェイの森」を読んで感想を書く課題が出たというのです。
「ノルウェイの森」は私が都内の私立大学に入学した1987年に出版されました。それまでの村上さんの小説をすべて読んでいた私には待望の作品で、夢中でページを繰ったものです。時が流れ、長男が大学1年になると「課題」であることに感慨深くなりました。
ところで「ノルウェイの森」は終盤の数日(あるいはもっと長く)、「山陰の海岸」が舞台となります。長男の話を聞いて再読し、訪ねてみたくなりました。主人公が「鳥取か兵庫の北海岸かそのあたり」から「西へ西へ」と歩き、親切な若い漁師に出会う。
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