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さあこれからだ

/175 最後まで自分らしく生きる=鎌田實

 2人の医師が、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の51歳女性の依頼を受け、嘱託殺人罪で逮捕、起訴された。2人は、忍び込むようにして女性のマンションを訪ね、致死量の薬を投与して、すぐに立ち去ったとされる。

 日本では、積極的安楽死は認められていない。さらに言えば、この事件は、安楽死にも当たらない。東海大学病院の医師が塩化カリウムでがん患者を死なせた判決で横浜地裁は、安楽死の四つの要件として(1)耐え難い肉体的苦痛がある(2)死が避けられず死期が迫っている(3)苦痛を取り除くための手段を尽くし、他に方法がない(4)生命の短縮を承諾する患者の明確な意思表示――の4点を示している。

 今回は4番目の要件を満たすのみで、死が間近に迫っていたわけでも、肉体的な痛みに苦しんでいたわけでもない。まったく安楽死とはいえないのだ。

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