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PCR検査2回陰性でも強制送還された中国人女性 方法の違い理由に 日本で進学できず

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、PCR検査を受けるため訪れた住民らを防護服姿で迎える医療従事者ら=北京市で2020年6月17日、AP
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、PCR検査を受けるため訪れた住民らを防護服姿で迎える医療従事者ら=北京市で2020年6月17日、AP

 日本での在留資格を持つ外国人の再入国が8月上旬から段階的に認められるようになったが、要件となっている現地出発前の新型コロナウイルス検査と、日本到着後の検査の2回とも陰性でも、入国できずに強制的に送還されるケースが出ている。日本側が指定する検体採取法が「鼻咽頭(いんとう)(鼻の奥)」か「唾液」で、中国の一部地方で一般的な「咽頭(喉の奥)」を認めていないためだ。送還された中国人女性(25)は「事前に違いを明確に説明してほしかった」と訴えている。

中国の採取法「咽頭」認めず

 この女性は8月11日に遼寧省大連を飛行機で出発。同日午後に成田空港に到着した。空港で唾液によるPCR検査を受け、1時間後に「陰性」との結果を受け取った。中国内での検査結果と共に入管に提出したが、約2時間半後、事務室に呼ばれ、「あなたを出発国に送り返す」と書かれた紙を渡されたという。

 女性は空港内で2泊した後、13日の便で送還され、現在は中国側の規定により大連で2週間の隔離中だ。帰国便の片道7万5000円と隔離費用の4500元(約6万8000円)は自己負担となる。

 女性は中国東北部出身。8月中旬に在籍していた日本語学校に戻り、9月下旬にある東京都内の大学院入試に向けた準備をする予定だった。女性は「(今回の件で)学費の一部は使ってしまったし、入試の準備をする時間もない。もう日本には戻らないかもしれない」と落胆する。

 再入国に必要な検査手法については、外務省がホームページで「所定のフォーマット(書式)に記…

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