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戦争を考える/中 武蔵村山市・黒井秋夫さん/歴史語り継ぐ「予科練平和記念館」

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七つボタンの制服が飾られる展示「入隊」
七つボタンの制服が飾られる展示「入隊」

 <戦争を考える取材班>

 「戦争を考える」企画2回目は、歴史に埋もれた従軍兵士の見えない心の傷(PTSD)の問題の掘り起こしに取り組む活動と、操縦士を目指した若者の夢と悲運を今に伝える予科練平和記念館を紹介する。

従軍経験、PTSDに 父の苦しみ胸に、自費で交流館開館 武蔵村山市・黒井秋夫さん

 強いショックや精神的ストレスがダメージとなって発症する、心的外傷後ストレス障害(PTSD)によって、長い時間がたっても消えない恐怖心に苦しむ元兵士たち。戦地で負った「見えない心の傷」の問題は、第一次世界大戦後に欧米で知られるようになったが、日本では研究が十分なされず、知名度も低い。この現状を改めようと、正しい知識の普及と理解促進を目指す取り組みを取材した。

 東京都武蔵村山市在住の黒井秋夫さん(71)は今年5月、「PTSDの日本兵と家族の交流館・村山お茶飲み処」を自費で開館した。その2年前からPTSDを抱えた復員者とその家族を支援し、家族同士が悩みなどを語り合う事業を始めていた黒井さん。開館は大きな前進だった。

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