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麴の香り、モッチリ、ギュッと
上里町でパンの製造販売を手掛ける「味輝(みき)」が開発した米粉100%のパン「麴(こうじ)パン」に注目が高まっている。焼いて膨らませるためのグルテン(小麦たんぱく)も食品添加物も使わない米粉パンで、共同開発した県産業技術総合センター北部研究所は「画期的な開発。(グルテンや増粘剤なしで)パン屋が実用可能な米粉100%生地の製法は初めてではないか」とする。味輝の荒木和樹社長(53)は「更に味を向上させたい」と目標を掲げる。【山越峰一郎】
開発のきっかけは「数年前から、小麦アレルギーでパンが食べられないという話を店頭や卸売先でよく聞くようになったから」(荒木社長)。小麦は食物アレルギーの症例数が多く、国が食品表示を義務づけている。味輝は、米麴から自社培養した独自酵母の無添加パンを主商品としており、「小麦アレルギーの人が安心して食べられる添加物ゼロのパンを作ろう」と思い立った。
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