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香山リカのココロの万華鏡

「たいしたことない」 /東京

 総理大臣が検査のために病院を受診したことが、テレビや新聞で大きく報道されていた。検査を受けるだけでニュースになってしまうのだから、地位のある人はたいへんだ。

 「その点、あなたは自分が医者だから、何かあったらつとめ先の病院で診てもらえていいね」と言われることがある。でも、私は自分がいる病院にはなるべくかからないようにしている。たとえばおなかが痛くて同僚の医者に診てもらったとしても、つい「たいしたことはないのですが」と平気なふりをしてしまうからだ。

 先日、じんましんが出て皮膚科を受診した。あえてまったく知らない病院に行った。待合室では大勢の患者さんが診察を待っており、私を含めて座れない人もいた。看護師さんがときどき待合室に来て、立っている人には「だいじょうぶですか」と声をかけていた。私は、条件反射のように「平気です」と笑顔で答えた。

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