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船を建造する際の足場に使った古い板材を再利用し、味わいのある家具を作る「瀬戸内造船家具」プロジェクトを、県の企業などが立ち上げた。造船業が盛んな地域の特色をアピールするとともに、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」も意識しながら取り組んでいる。
始めたのは、今治市の浅川造船と、家具の製造販売も手掛ける松山市の真聖建設。東京のPR会社の協力を得て、テーブルやベンチなどを6月から販売している。足場だったことを表すペンキや傷を残して板を使い、素朴に仕上げている。
浅川造船で部長職を務める村上賢司さん(37)によると、主力商品のケミカルタンカー1隻を造るために、長さ約3メートル、幅約20センチ、厚さ約5センチの足場用スギ板が少なくとも1万枚は必要になる。ただ、作業員の安全確保のため、傷んだ板は焼却処分しており、年間2000万円ほどの費用がかかっていた。
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