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そこが聞きたい

ヘーゲルと現代日本=哲学者・長谷川宏氏

 史上最も重要な哲学者の一人、ドイツのヘーゲル==が生まれて、27日で250年だ。近代的な考え方の基礎を完成させた思想は、新型コロナウイルスの流行などで大きく揺れる現代日本にとって、どんな意味を持つのか? 岩波文庫などでのヘーゲルの翻訳で知られる在野哲学者、長谷川宏さん(80)に聞いた。【聞き手・鈴木英生】

--ヘーゲルの議論で、今、振り返るべき点はなんでしょう?

 「個」と社会など共同体との関係でしょう。ヘーゲルは国家主義者と思われがちですが、自由で自立した近代の「個」を徹底して大事にした哲学者でした。「個」とは、大活躍する英雄ではなく、あくまでも普通に日々を営む人間のこと。ヘーゲルの議論で最も有名な弁証法は、図式的には「正―反―合」と説明されます。社会に当てはめて言えば、日本では意見の対立を解消し、「合」に安定することが好まれる。ところが、ヘーゲルの弁証…

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