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台風19号 長野・千曲川の水害教訓に 矢作川、水位引き下げへ 川底掘削、幅も拡張 豊田 /愛知

愛知県豊田市を流れる矢作川の「鵜の首」付近。上は豊田スタジアム=国交省中部地方整備局提供

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 国土交通省中部地方整備局は、2019年の台風19号で長野市の千曲川の堤防が決壊して大きな被害が出たことを教訓に、地形条件の似た豊田市の矢作川で、川底を掘って水位を下げる事業に着手した。川幅が急に狭くなる「狭窄(きょうさく)部」で、00年の東海豪雨でも氾濫。同整備局は「国内有数のものづくり拠点である豊田市での被害を防ぎたい」としている。

 ボーリングや地質調査を進めており、20年度中にも着工する。一帯では、河口から38・5キロ付近で200メートルある川幅が、その約2キロ下流で100メートルまで急速に狭まり、氾濫が起きやすい。その形状から「鵜(う)の首」と呼ばれる。東海豪雨では川が堤防を越えてあふれた。

 上流側にはラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会の試合会場にもなった「豊田スタジアム」をはじめ、豊田市の中心部が広がる。09年の矢作川水系の河川整備計画に今回の事業も含まれており、近年の水害の頻発を踏まえ着手を急いだ。

 今後、鵜の首付近の川底を掘り下げることで断面積を増やし、洪水時の水位を80センチ下げる。その後横向きにも川幅を広げ、水位をさらに60センチ下げることも計画する。国の直轄事業で事業期間は10年程度。本年度分の事業費は14億7000万円。

 国土交通省によると、台風19号では千曲川をはじめ、国や都道府県管理の河川142カ所で堤防が決壊。堤防の補強や河川改修を進めている。

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