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75年前の“記憶”ひっそりと 観光にぎわう島に戦争遺跡 福岡・大島 /九州

上空から発見されにくいように、高さ最大約3.5メートルのトンネルで大砲を守っていた津和瀬砲台。75年前は目の前に広がったはずの海が、生い茂る木々で見えなくなっていた

 2017年に世界遺産となって注目された福岡県宗像市の離島・大島。古代祭祀(さいし)や大陸との交流の歴史を伝える島は観光客でにぎわうが、人知れず残る戦争遺跡がある。戦後75年の夏、島を訪ねた。

 島の南西部・津和瀬地区の集落から森の中の道なき道を20分ほど登ると、洞窟の入り口が姿を現した。幅約2・5メートルの暗い洞内を歩いていくと、やがてコンクリートで覆われたトンネル状の空間に出た。太平洋戦争末期の1945年、旧日本陸軍が造った津和瀬砲台だ。大砲が設置されていた扇形の砲座には雨水が溜まり、かつて砲身が向けられた海の方向には木々が生い茂っていた。

 富国強兵を目指した明治期、要衝の関門海峡両岸などに砲台が築かれたが、昭和初期に本土防衛を見据え、玄界灘沿岸部や大島、沖ノ島など島しょ部にも砲台が設置された。

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