「過程見えぬ」IR誘致 横浜市表明から1年 議事録なしに市民ら批判

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横浜市がIR候補地とする山下ふ頭=同市中区で2019年8月20日、本社ヘリから
横浜市がIR候補地とする山下ふ頭=同市中区で2019年8月20日、本社ヘリから

 横浜市がカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を表明してから、今月で1年を迎えた。6月には実施方針を公表するはずだったが、新型コロナウイルスの影響などで無期限延期となり、計画全体の遅れは避けられない。一方で、誘致表明に至る林文子市長や幹部らの打ち合わせ記録、会議の議事録を作成していないことが判明。誘致に疑問を抱く市民からは「透明性に欠ける」と批判の声が上がる。【樋口淳也、中村紬葵】

 毎日新聞は6月、誘致表明に関連する打ち合わせの記録や議事録、メールなどを開示請求した。今月、2019年7月に幹部らへの説明に使った「IRの実現に向けて」と題された資料など4件の文書が開示された。

 林氏が誘致を表明したのは19年8月22日。誘致を決めたのは7月末と説明してきたが、開示された文書からはそれより前に市役所内で誘致に向けた具体的な動きが加速していた様子が浮かぶ。一方で、意思決定過程でどのような議論が交わされたかなどが分かる記録はなかった。

 林氏は19年7月24日の定例記…

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