米国務長官が異例の共和党大会演説 野党「連邦法違反の疑い」と調査意向

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
共和党大会に向け、エルサレムから演説するポンペオ米国務長官=AP
共和党大会に向け、エルサレムから演説するポンペオ米国務長官=AP

 ポンペオ米国務長官は25日の共和党大会で、トランプ政権の外交政策の成果について演説した。国務省はこれまで、大統領によって指名された政治任用の高官であっても政治活動に関わることを制限しており、ポンペオ氏の党大会演説は極めて異例だ。野党・民主党のカストロ下院外交副委員長は、職員の政治活動を制限した連邦法に違反した疑いがあるとして調査に乗り出す意向を表明した。

 ポンペオ氏の演説は、訪問先のエルサレムで24日に事前に収録された。トランプ大統領の対中強硬姿勢や、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化に向けた仲介努力に触れ、「世界中で大胆に行動してきた」と強調。停滞している対北朝鮮政策についても「長距離弾道ミサイルや核兵器の実験をしていない」と述べ、外交成果だと訴えた。

この記事は有料記事です。

残り311文字(全文651文字)

あわせて読みたい

ニュース特集