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9年半たっても「総額わからない」 膨らむ福島第1廃炉費 すでに当初試算の27倍

3号機のオペレーションフロアの外に立つ作業員。奥は4号機。廃炉作業が予定通りに進むか見通せていない=2020年1月、吉田航太撮影

 廃炉作業が進む東京電力福島第1原発(福島県)で、東電は2021年、核燃料などが溶け落ちた「燃料デブリ」の取り出しを2号機から始めようとしている。事故を起こした原子炉ゆえ専用の装置が開発されているが、その分、廃炉の費用もかさんでいる。

 通常の原発の解体は、原子炉から核燃料を取り出した後に、①建屋内のプールにある使用済み核燃料の取り出しや汚染状況の調査②原子炉の周辺設備の解体③原子炉などの解体④建屋の解体――の順で進む。更地になるまで30~50年ほどかかり、その費用は1基当たり約300億円とされる。

 一方、水素爆発を起こした福島第1では、1~3号機で核燃料が溶け落ちたり汚染水が大量に発生したりした結果、廃炉作業は通常の工程通りには進んでいない。1~6号機全てが廃炉になるが、費用も300億円×6基=1800億円ではとても収まらないという。一体、いくらになるのか。

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