メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

児童との約束、先生の五輪 MTB女子・今井、来夏に照準

マスクをつけて授業をする今井美穂=前橋市立新田小学校提供

 「先生の夢は何?」。そう聞かれてすぐに答えられる学校の先生はどれだけいるだろうか。今夏、一人の小学校教師は夢をかなえていたはずだった。だが、新型コロナウイルスによってその実現が遠のいた。東京オリンピック代表でもある先生の胸に「暗闇」の中でよぎる思いとは――。

 東に赤城山、西に榛名山(はるなさん)と深緑の山々を望む群馬県高崎市。山中を抜ける県道が、東京五輪自転車マウンテンバイク(MTB)女子の日本代表、今井美穂(33)=CO2bicycle=の日課の練習コースの一つだ。辺りには街灯も信号機もほとんどなく、小学校の勤務を終えて練習が始まる頃には真っ暗だ。「本番が目の前だと思って張り詰めていたのに、いきなり延期が決まった。他のレースも次々と中止になって、もう自分が世界でどの位置にいるのか分からない」。文字通りの「暗闇」の中で、さまざまな思いが頭をよぎる。

 隣接する富岡市出身。幼い頃から自然の中を駆け回って育った。中学1年の時、2000年シドニー五輪女子マラソンで高橋尚子が金メダルを獲得したのをテレビで見て「私もこんなふうになれたらいいな」とあこがれて陸上競技に励んだが、全国レベルではなかった。それでも富岡東高を経て、東京女子体育大に進み、大学4年時には初めて七種競技で日本学生対校選手権に出場することができた。

この記事は有料記事です。

残り1353文字(全文1914文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「限界だった」たった1人の介護の果て なぜ22歳の孫は祖母を手にかけたのか

  2. 所信表明さながら? 枝野氏「共生社会」提唱で対立軸設定急ぐ

  3. ここが焦点 大阪市廃止で職員9割が特別区へ 人員配置計画に内部から懸念の声 都構想

  4. ボンベガス吸う遊び中に爆発、アパート2室焼ける 重過失失火容疑で10代3人逮捕

  5. 史上最大級の「ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックス」発売へ 通常の約7.3倍 まるか食品

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです