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 アイヌの叙事詩、ユカラを聴いたことがあるだろうか。

 北海道の白老町にオープンしたアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が夏休みににぎわった。北海道を訪れ、歌うような語りに心を揺さぶられた人もいるはずだ。

 アイヌには苦難の歴史がある。明治政府はアイヌ語の使用を禁じた。昨年施行された「アイヌ施策推進法」は「先住民族」と明記したが、民族が守ってきた言語は今や消滅の危機にある。

 ユカラにどこか似た声が耳に残る。ラップランドの少数民族・サーミ人に伝わる歌「ヨイク」。1930年代のスウェーデンを舞台に、激しい差別に遭った少女の人生を描く映画「サーミの血」で流れた。学校でサーミ語は禁止される。少女は故郷を離れ、出自を隠して暮らす。だが、サーミ人の誇りまで捨てることはできなかった。ことばは民族の誇りだ。

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