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記憶に刻む「この夏」

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 戦争に原爆、自然災害、そして疫病が理不尽に命を奪う。歴史の悲劇から人間は何を学んできたのか。改めて突き付けられる終戦75年の8月である。

 6日に広島への原爆投下で全滅した丸山定夫ら移動演劇隊「桜隊」の原爆忌法要が東京・目黒の五百羅漢寺で営まれ、演劇関係者らが参列した。

 その桜隊で演出をつとめた八田元夫らが創立した劇団東演は「月光の夏」(13~15日、東京・成城ホール、毛利恒之原作・脚本、鈴木完一郎/原田一樹演出)を上演。朗読劇として「あの夏」を語り継いで18年目となった。

 沖縄への出撃を前に今生の名残にとピアノを弾きに訪れた音楽学校出身の特攻隊員2人。その時立ち会った教師が戦後45年たって古いピアノに秘められた思い出を語る。日替わりキャストで、俳優4人とピアニストによるシンプルな舞台。ベートーベンのピアノ・ソナタ「月光」の調べが、生還者の苦悩など戦争の不条理を深く刻む。

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