iPS細胞から心筋細胞、心不全患者に移植へ 慶応大計画を厚労省部会が了承

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厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

 厚生労働省の再生医療等評価部会は27日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から心筋細胞を作製し、重い心不全の患者に移植する慶応大の福田恵一教授らの臨床研究計画を了承した。近く厚労相が通知を出し、年度内にも移植する。

 慶応大が5月に申請していた。対象は心臓を収縮させる心筋細胞の働きが悪くなる「拡張型心筋症」の患者で、全国に2万人以上いるとされる。機能が落ちた心筋細胞は再生せず、悪化すると心臓移植や補助人工心臓が必要にな…

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