肥薩線復旧に難題 流失橋、現行河川令満たさず 大規模工事で費用膨らむ恐れ
毎日新聞
2020/8/27 20:51(最終更新 8/27 22:14)
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九州豪雨による球磨川の氾濫で被災したJR肥薩線の復旧を巡り、流失した鉄道橋が現行の河川管理施設等構造令の基準を満たさないため、再建には大規模な工事が必要な見通しであることが判明した。現行基準に照らすと、橋桁の高さが足らず、橋の前後の土地をかさ上げする必要があり、復旧費が膨らむ可能性がある。肥薩線の運行再開に向け難題が浮上した。
流失したのは、球磨川第一橋梁(きょうりょう)(熊本県八代市)など2本の鉄道橋。1908年に整備された第一橋梁は赤色の鉄骨と石造りの橋脚が特徴で、人気の撮影スポットになっていた。
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