「令和」の典拠として注目された万葉集。そこに収録された和歌約4500首全てを、大阪弁で現代語訳したアマチュア研究者が堺市にいる。
〈在りつつも 君をば待たん 打ち靡(なび)く わが黒髪に 霜の置くまでに〉。仁徳天皇の皇后、磐姫皇后(いわのひめのおおきさき)の和歌が中村博さん(77)の手でこうなる。
〈死ぬもんか 生き続けたる あんた待ち うちの黒髪 白なるまで〉
古事記では嫉妬深いと評された皇后の、夫に対する情熱的な思いがストレートに伝わってくる。
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