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ミニ論点

中国、弾道ミサイル発射 グアム射程、米警戒 小谷哲男氏・明海大教授/小原凡司氏・笹川平和財団上席研究員

小谷哲男 明海大外国語学部准教授=本人提供

 今回のタイミングを説明する上で重要なのは、ポンペオ米国務長官が7月に南シナ海における中国の権益の主張を「完全に違法」と明言した点だ。加えて米国は空母や爆撃機を南シナ海に頻繁に派遣し、中国が反発していた。昨年夏にも中国は同様のミサイル実験を行っており、定例化する可能性がある。

 米国は中国が対艦弾道ミサイルを撃つ可能性が十分あるとみていたはずだ。米軍は、最後の段階で弾頭が動く対艦弾道ミサイルのデータを集める何らかの措置をとっていたのではないか。今回発射されたミサイルは「グアムキラー」とみられ、近く米グアムで予定されている日米防衛相会談を意識した可能性もある。空母が脅威にさらされる米軍がミサイルの能力を気にしていることは間違いないが、その精度については懐疑的な見方もあり、米国内の評価は割れている。

 11月の大統領選の結果にかかわらず、基本的に米軍が南シナ海で航行の自由の確保を重視する姿勢は変わらない。中国のミサイルの脅威の下でも主張すべき点は主張し、行動する。中国も対抗措置をとる。当面の緊張は続くと考えられる。【聞き手・八田浩輔】

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