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論点

新型コロナ 「秋以降」に備える

 

 夏になっても新型コロナウイルスの感染拡大が続く。その中、恐れられているのは、秋以降、気温が下がってから感染がさらに急拡大する事態だ。季節性インフルエンザなど他の感染症が重なれば、医療機関により大きな負担が生じ、社会が混乱する恐れがある。今後の感染拡大に、私たちはどのように備えるべきだろうか。

 日本の新型コロナウイルスへの対応は、経済と感染予防の均衡点をつかめている。経済の指標も死者数も欧米より明らかにましだ。ウイルスを封じ込めるには誰もが力を合わせるべきだが、その点は不十分で安倍晋三政権の人気は高いと言いがたい。なのに、対応はうまくいっている。

 仏の歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏によると、日本の民主主義の根底には権威主義がある。この権威主義に基づくパターナリズム(権力者による保護)が、ウイルス対策でうまく回っているのではないか。為政者は、よかれと思って国民生活に介入する。10万円給付のように当たればいいが、アベノマスクのように大外れもある。国民は、強制されずとも自粛で感染予防に協力する。アベノマスクに愚痴をこぼしても、政権を倒すよ…

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