連載

くらしナビ・ライフスタイル

日々の暮らしが豊かになる情報をお届けします。

連載一覧

くらしナビ・ライフスタイル

新型コロナ 平熱37度の人が困る社会

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
「37度」が赤字で記された水銀体温計。37度が「平熱より高い」と思われがちな理由はここにある?=テルモ提供
「37度」が赤字で記された水銀体温計。37度が「平熱より高い」と思われがちな理由はここにある?=テルモ提供

 「平熱が37度台で困っています」。読者からのネット上の情報提供フォーム「つながる毎日新聞」にこんな声をいただいた。コロナ禍で感染防止のため、病院や学校、遊戯施設などでも入り口での体温測定が定着しつつあるが、体調に問題はないのに発熱があると見なされて拒否されるケースが少なくないようだ。そもそも平熱とは何なのか、あちこちで行われている検温に問題はないのか、調べてみた。

 「つながる毎日新聞」に声を寄せてくれたのは、普段から37度台が平熱という、栃木市の会社員男性(23)。7月上旬、胃の調子が悪くて精密検査を受けようと考えた。事前に平熱が高いと病院に問い合わせたところ、コロナ禍を理由に「今は37度を超えると検査はできない」と拒否されたという。

この記事は有料記事です。

残り1280文字(全文1602文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集