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「米国を守る」トランプ氏が受諾演説 バイデン氏の名を41回 共和党大会閉幕

共和党全国大会に参列するトランプ大統領(右から3人目)ら=AP

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 11月の米大統領選に向けた共和党の全国大会は4日目の27日、候補指名を受けたドナルド・トランプ大統領(74)が指名受諾演説を行い閉幕した。トランプ氏はジョー・バイデン前副大統領(77)を候補指名した野党・民主党が「破壊」を掲げた極左だと批判。「我々は米国を守る。価値観への確信と歴史への誇りに再び灯をともす」と述べ、再選への決意を示した。

 トランプ氏はホワイトハウス南庭の特設ステージで、招待者約1500人を前に演説。地球温暖化対策のパリ協定や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からの離脱、国境警備強化などを1期目の成果として列挙し「あなたたちのために約束を守った」と強調した。

 1時間超にわたる演説でバイデン氏の名に41回言及し「バイデンの政策はメード・イン・チャイナだ」などと繰り返し批判した。民主党内で穏健派筆頭のバイデン氏が政権につけば、サンダース上院議員ら急進左派勢力に乗っ取られると主張。「増税が進み公共の安全は脅かされる。バイデンは社会主義の『トロイの木馬』だ」と指摘した。

 トランプ氏は、2期目4年間で「米国を製造業超大国にし、中国依存から脱却する」と宣言し、減税や規制緩和路線も継続すると説明した。また「史上初めて女性飛行士を月に送る」とも語った。トランプ政権は、大会を通して女性や黒人の政治家を多く登壇させ、浸透が課題になっている女性やマイノリティー(人種少数派)有権者の取り込みを図った。

 一方、米中西部ウィスコンシン州での警察官による黒人男性銃撃事件を受け、全米で再び高まりをみせる黒人差別・警察暴力への抗議行動に対して、トランプ氏は「常に法と秩序が必要だ」と述べ、厳しい姿勢で臨む考えを改めて示した。

 国内死者が18万人を超えた新型コロナウイルスへの対応については「第二次大戦以来の国家動員態勢で臨んだ」と主張し、ワクチンの年内開発・供給に自信を見せた。経済再開を進めるトランプ氏を批判するバイデン氏に対しては、「バイデンはウイルスに屈している」と反論した。

 共和党大会は一部の演説に聴衆を入れ、オンラインを通じた全面バーチャル開催とした民主党との違いを鮮明にした。この日のトランプ氏の演説を聞いた支持者や政権幹部はソーシャルディスタンスをとらず着席。聴衆の大半はマスクをしていなかった。【ワシントン高本耕太】

ドナルド・トランプ氏(Donald Trump)

 1946年、東部ニューヨーク州生まれ。ペンシルベニア大ウォートン校卒。父親から不動産業を引き継ぎ、ホテル・カジノ経営を国内外で展開。「不動産王」と呼ばれ、タレントとしてテレビにも多く出演した。2015年に大統領選出馬を表明。「米国を再び偉大に」を掲げて共和党指名を獲得。本選で民主党のクリントン元国務長官に勝利し、17年1月に公職経験も軍歴も持たない初の大統領となった。

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